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CABLE 5/Sはインクジェットプリントによる総柄の5分袖スウェットカットソーです。 プリントデータ用にフィッシャーマン柄のケーブル編みを実際に編んだ編み地をデータ化し、 スウェット素材に落とし込んだ生地を使用しています。 WHIZのラインナップの中でちらほら登場するフィッシャーマン柄。この編み地独特のどことなく 温かみのある風合いがWHIZらしさのキーポイントでもあり下野さんの好みでもあるのだと思います。
柄合わせはこのVの字柄の部分が中心にくるように合わせています。 そのため生地の取り都合は悪くロスがかなりでてしまうのですが拘りたい部分だと思っています。
リブは凹凸感のある編み変化を付けたリブ編みに仕上げています。 実はこのリブにかなり手こずりました。リブを編み立てるのに通常1週間〜10日くらいかかります。 CABLEシリーズのインクジェット生地が出来上がるのに時間がかかるため生地の出来上がりと同時に すぐにサンプルに取り掛かれる様、リブを前もって用意しておくのが鉄則なのですが出来上がった 生地を実際に見てみないとリブの色を決めれないとの事。。。 しかも生地を見ないとイメージがまだはっきりしないからリブも3種類くらい編み地作って〜。。。 という感じでいつものボヤキパターンなのですがこのボヤキは長くなってしまう（本当にかなり長い） ので気になるディーラーさんがいましたら明日からの展示会で続きのボヤキをお話しさせてください。
袖口の仕様は最近の下野さんのお気に入りでもある切りっぱなし仕様。 こちらの切りっぱなしは普通の断ち切りのみのものとは異なり袖口を折り返して縫製した後に 先端部分を切り落とすという一手間かかったデザインになっているので切りっぱなし部分が 2重になっていてボリューム感があるのが特徴です。一言でいうと地味ポイントですね！
リブの説明でボヤキかけましたがこのCABLEシリーズも危うく訳アリアイテムになるところでした。 サンプルを作っている時に設定しているサンプルUP日に間に合わなくなる可能性があるものを 下野さんと僕の間で訳アリアイテムと呼んでいて少し遅れるのはしようがないと判断するものです。 それは下野さんのわがままや拘りが半端がないものが訳アリになる場合が多く。 そしてこのCABLEシリーズも訳アリ確定だったのですが訳アリを訳アリのまま終わらせるのは 簡単なことですが僕の場合こういう場面に燃えるタイプなので頑張っちゃうんですよね。 結局最後はボヤいちゃますが。。。


追記　“LOST" WHIZ 2012 AW EXHIBITION
先週の3月20日のランウェイの余韻も残しつつ明日からは全国のディーラーさんをお迎えしての展示会です。 僕もボヤキを入れつつの商品説明をさせてもらいますのでよろしくお願いします。 週末の3月30〜31日はPRESS＆FRIENDSになりますのでこちらも皆様のご来場お待ちしています。