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先週のCHINA SHIRTSに引き続きCHIEF SHIRTSも"RECOGNIZE"のテーマから世界各国の文化や歴史を解体、再構築した今シーズンを象徴する１着。
特大のインディアンジュエリーを付けているようなデザインをクロスステッチ刺繍で表現しているのが最大の特徴です。
下野さんから2012AWのJERRYシリーズで採用したクロスステッチ刺繍を使ってインディアンジュエリーを表現したいという希望でクロスステッチ刺繍の特徴を生かしつつインディアンジュエリーをいかに再現できるかを意識しました。

実はこちらのCHIEFシリーズの刺繍の企画は同様のクロスステッチ刺繍を施した来月リリース予定のTシャツ１型の予定でサンプル制作を進めていたのですがTシャツの1stサンプルの完成度が非常に良く下野さんのテンションが上がり「これでシャツ作りたいんだけど間に合う？」と言われて急遽、誕生した俗にいう訳アリな開発秘話を持つアイテムでした。
すでにリリースされているCHIEF L/Sも同じ手法で表現したクロスステッチ刺繍になりますのでこちらのシリーズは是非、店頭で実際に手に取って仕上がりを確認してほしいアイテムです。


追記　
今回の地味ポイント
クロスステッチ刺繍


上記の用にインディアンジュエリーのモチーフをクロスステッチの図案に落とし込み、色使いはもちろんステッチの入れ方や配置バランスなどを微調整したのですがなかなか下野さんOKをもらえずに苦労しました。
1→2→3→4の順に微調整を施しているのですが拡大して良く見てみないと分らないような下野さんの拘りが詰まっています。
下野さんのブログのコメントにあったように展示会での業界の関係者の方や同業の生産担当の方などから「これすごいね」「大変だったでしょ」といろんな意味でとても評判が良く、クリエイター目線だったり生産目線で見ると僕のボヤキも不要なくらい地味ポイント満載な訳で関係者の皆さんのお言葉がとてもうれしく生産冥利につきるアイテムだったりしました。