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先日お知らせしていた、リペア依頼のアイテムの修復作業がほぼ終わりました。
ブログにてご紹介していたこちらのウォレットはこういう感じで一部分の革を入れ替えるカタチで修理しました。
ご紹介した通り表の革を丸ごと新しい革パーツに交換するのが一般的なのですが、 全体的な雰囲気の変化とこの症状を起こしているウォレットを自分なりに考察した結果この方法を選択してます。
原因だと思われるのは長期間太くて重いチェーンの使用による負荷で革が伸びている事と プラスでフックがゴツいチェーンですと負荷が真下に向かうのではなくフック部分が斜めになり テコの力のようにさらに荷重がかかってしまう事で起きる症状のようです。
以上を踏まえた結果、あえて一部分の革パーツを入れ替えてその周りを何重にも糸を通し ステッチで固定して堅牢度を上げたつもりです。
初めての試みなのでさらに使い込んでいただいた時にどういった結果になるか非常に興味があります。
whiz leathersのアイテムはご存知の通り、基本的に僕が一人で手作業でほぼ全工程の作業を 担当し製作しておりますので、僕が動ける間はお客様のご希望に添って色々な方法で リペアをして長く使い続けていただく事が出来ます。
長く愛用して頂ける事は製作担当者として一番嬉しいありがたい事なので、 何かございましたらいつでもお問い合わせ下さい。
と、パーツ交換等の修理の事を考えていたら先日までTVerで楽しみに観ていたドラマのタイトル 「テセウスの船」を思い出しました。