Feature

#021

FEATURE021

2019.1.21

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WHIZ LIMITED 2019 SPRING/SUMMER 『SCREEN』

今シーズンのデザインを始めるときにここ数シーズン感じていなかった大きな違和感がでてきた。それは過去数シーズン続いたスポーティーなものや快適性を求めたものへの反抗からか。とにかくここ数シーズン続いたものとは違うものを作りたい欲求が強く今から逃げたい。そんな気持ちだった。そして次を見たときに欲した感覚は強いもの、硬さ、簡単にいうと男らしさという表現が近いかな。当然18年続いている同じブランドのものつくりのスタンスとして大きく変わることは一切ない。それでも毎シーズン違うテーマを元にクリエーションを続けている。長い目で見るとむしろここ数シーズン同じようなコンセプトが続いていた方が稀だったのかもしれない。その継続性ゆえの極度の嫌悪感。きっとそんな感じなんだろう。そしてものつくりを始めるとすぐにデザイン上に浮かび上がってきたキーワードは『ARMYとWORKそしてBEIGE』メンズウェアとして当然の要素ながらここ数シーズンのものつくりにおいてはあまり表に出したくなかった部分が逆に浮き彫りになった。そこにWHIZのもつ多様性が加わって今シーズンのラインナップの構成となり完成。きっといい意味で客観的に見れば僕の思っていたほどの表面上の変化はないのかもしれないし、それが一番いいのかもしれない。ただ大きく流れの変わった今シーズンをきっかけにまたどこかに動いていく重要なシーズンなのかもしれない。何を作ったってWHIZのニュートラルゾーンまで持っていく技術と感覚は変わらない。ただ売り手と受け取り手に安心させてしまっていた部分があるのだとすればちょっとの違和感や、新鮮に感じれるポイントが一つでもあれば今シーズンのクリエイションは成功したんじゃないのかと思っている。