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先週のTHERMO JKに引き続き今シーズンを象徴するCODE JKがリリースとなりました。
展示会のサンプル制作における下野さんとの打ち合わせでは基本的にまずジャケットのデザインから始まることがほとんどでFLIGHT LOG BOOKの下野さんのコメントの通り今シーズンはこのジャケットからすべてが始まりました。

"家着から外着まで"をもっとも象徴するような素材使いが特徴でカシミアタッチの非常にやわらかいニットのような編み地で保温性と伸縮性に優れた生地を採用しています。
実はこの手のアイテムは以前から下野さんの"好みの素材"で常に宿題としてはあがっていたものの毎回下野さんの理想の素材が見つからないままでいました。
そしてTHERMALの時と同じように「今回は絶対に作りたいからいい加減成長して！」と言われてようやく見つけた素材でもあります。

前身のみにメッシュの裏地を付けています。
下野さんのたっての希望で表地の素材のやわらかさを損ねたくないから裏地なしの仕様が条件ながら機能性を求めたポケットは絶対に付けたい。
身頃に裏地を付けないということはポケットの袋布が見えたり着用時に少なからずもたついたりする訳でその欠点を解消するためにメッシュと表生地を一括で縫製してポケットを仕切るステッチも切り替えのデザインとして昇華しています。
そのためとても軽量で着心地、機能面とに兼ね備えたジャケットに仕上がっています。

今期の特徴的ディテールであるパスポートポケットも当然ながら装備。
もちらん使用しているメッシュも保温性、吸水即汗性を備えた機能素材を採用し質感やボリューム感もそれぞれ異なる3種類の生地で切り替えた素材使いなど WHIZらしさ満載の1着です。


追記　
WHIZ×LOOPWHEELER

ご存知の方も多いとは思いますが先週末はLOOPWHEELERさんとコラボレーションをさせていただいたSET-IN PULLOVERとZIP HOODIEの2型もリリースになりました。
下野さんのブログにもあったように素材や縫製についての生産工程がLOOPWHEELERさんのホームページに詳しく書いてありますので是非ご覧ください。
打ち合わせの時に生地に空気が入り過ぎていて製品染めができないんですよと 会話の中で聞いてはいたものの実際に縮率をテストするための水洗いを施した 時にそれを実感しました。

この写真は通常の水洗いを3回施した段階のサンプルなのですがまったく水に濡れていない？というか水を含んでくれません、、、僕もこの現象は他で経験したことがありません。
洗えば洗うほどに風合いが増していくと言う事なのでその辺りの経年変化も楽しんでもらえたらと思います。